お知らせ:天皇の社会学
9月26日水曜日より14回シリーズで天皇の社会学講義を毎週一回水曜日に配信予定です。
ウェーバーのカリスマ、とりわけ血統・世襲カリスマと氏族門閥(カリスマ)国家が天皇と日本国家を特徴づけるウェーバーの概念です。
天皇の社会学の動画およびブログは以下のアドレスで公開中です。
http://blog.livedoor.jp/abukuma_academy/
9月26日水曜日より14回シリーズで天皇の社会学講義を毎週一回水曜日に配信予定です。
ウェーバーのカリスマ、とりわけ血統・世襲カリスマと氏族門閥(カリスマ)国家が天皇と日本国家を特徴づけるウェーバーの概念です。
天皇の社会学の動画およびブログは以下のアドレスで公開中です。
http://blog.livedoor.jp/abukuma_academy/
社会行為における2つの力=支配と預言
支配と対立する預言
現実の国家と理想の国家
強制力と非暴力の違い
国家の2側面(支配団体として、理念として)
国家に共通するものとしての支配団体
国家の違いを作るものとしての「理念」
国家の独自性としての価値や使命を与える「理念」
理念をつくる預言者
社会行為を決定する2つの力(利害と理念)
直接的な利害(物質的、心理的)、転換手としての理念
国家の正当性根拠
伝統(習慣)
合法(合理的手続き)
カリスマ(超人間的力)非常時の力
カリスマ的人物(ヒトラー、リンカーン、ガンジー、毛沢東)
軍事カリスマ、雄弁カリスマ(感情的、論理的)、預言カリスマ
預言とは新しい世界像の提示、
国家の支配について
支配団体にはリーダーと幹部が存在
国家とは正当な物理的強制手段を独占
復讐は国家がすること、
国家は現存する社会秩序を維持しようとする
保守と革新の違い
学問は語学の習得と同じ
何度も同じ言葉について思いめぐらす
習得とは自分の言葉や文章であらわすこと
支配とは命令と服従のこと
社会行為とは個人行為とちがう
学問することは自覚すること
社会行為における自覚と意識の有無は重要
知識は武器
(録画に失敗したためにビデオの配信は出来ません。講義の要旨は後日公開予定です)
社会学的に将来の日本国家にはどのような事が予測できるのかを考えてみます。
日本にガンジーのような預言者が出現し非暴力平和国家の理念へ人々を導く可能性は十分に考えられます。ただし、個人の非暴力が己の命を犠牲にする覚悟が必要であるように、国家の非暴力には領土の喪失を覚悟する必要があります。その覚悟と信仰へ人々を導く預言カリスマとその戦い無くして、非暴力平和国家の理念は育ちません。ユダヤ人は領土を無くしても、その民族性を失いませんでした。その原動力になったのがイスラエル・ユダヤの預言者たちでした。
日本にもかつて預言者たちが出ていました。
社会科学的に非暴力平和国家成立の環境は日本に整いつつあります。地理的に島国は自然の防衛であること。経済的に資本主義の発展は職業の非軍事化、生活の非軍事化を勧めていること。教育的に思考訓練と規律の確立は支配への盲従を防ぐ働きをすること。政治的に象徴天皇の存在は独裁や革命による内戦の台頭を防ぐこと。法律的に平和憲法の存在は国家の理念と誇りの源となりうること。軍事的に戦後の軍部解体、社会の非軍事化は軍人に対する価値や誇りを取り去り、軍国化の防波堤となりうること。などなどさまざま点を上げることができます。
そして宗教的に見てもその環境は整っています。(この点については宗教社会学講義を参照。)
革命と独裁
武力による身分制の破壊
ガンジーのカリスマは身分制を乗り越えさせて国民感情を作り出す
国民感情を作る非暴力の戦い、目的と手段が一体化
戦った記憶とその誇り
国家に目標を与え、それに向かって人々を引っ張っていく力はカリスマ
民族と国家
アルザス地方の特徴
フランス革命
国家の区別
国民国家、封建国家、王朝国家
国民国家の始まり 日本の明治維新1867、フランス革命1798
身分制の廃止と四民平等
国民感情(誇り)の発生、何を共有するか
ヒトラーや軍部の民族主義