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官僚支配の影響

社会的には、官僚制的支配は、一般に次のことを意味している。
1 水準化の傾向。これは、最もよく専門的資格を備えたひとびとの中から、広く要員を採用しよ
うとするためである。
2 金権制化の傾向。これは、できるだけ長い間(しばしば二十歳代の終わりまで)専門的訓練を
続けさせようとするためである。
3 形式主義的な非人格性の支配。すなわち理想的な官吏は、怒りも興奮もなく、憎しみも情熱も
なく、したがって「愛」も「熱狂」もなく、全ての義務概念の圧力の下で、「人物のいかんを問うこと
なく」、何びとに対しても──すなわち同じ事実的状態にあるいかなる人に対しても──形式上平等に、
その職務をつかさどるのである。
ところで、官僚制化は、(通常の・歴史上も通常的であることが証明されうる傾向によれば)、身分
的水準化を作り出すものであるが、逆に、社会的水準化の方も、すべて、──行政手段や行政権力を
専有することによって身分制的な支配をおこなっている者を排除し、また、財産をもっていることに
よって「名誉職的」または「副業的」に行政をおこないうるような官職保有者を、「平等」の利益のた
めに排除することによって──、官僚制化を促進していく。官僚制化は、どこにおいても、大衆民主
制の進展に不可避的に伴う影なのである──この点については、別の関連で詳論する。

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