ビデオ支配の社会学第13回まとめ5
社会行為における2つの力=支配と預言
支配と対立する預言
現実の国家と理想の国家
強制力と非暴力の違い
国家の2側面(支配団体として、理念として)
国家に共通するものとしての支配団体
国家の違いを作るものとしての「理念」
国家の独自性としての価値や使命を与える「理念」
理念をつくる預言者
社会行為を決定する2つの力(利害と理念)
直接的な利害(物質的、心理的)、転換手としての理念
社会行為における2つの力=支配と預言
支配と対立する預言
現実の国家と理想の国家
強制力と非暴力の違い
国家の2側面(支配団体として、理念として)
国家に共通するものとしての支配団体
国家の違いを作るものとしての「理念」
国家の独自性としての価値や使命を与える「理念」
理念をつくる預言者
社会行為を決定する2つの力(利害と理念)
直接的な利害(物質的、心理的)、転換手としての理念
国家の正当性根拠
伝統(習慣)
合法(合理的手続き)
カリスマ(超人間的力)非常時の力
カリスマ的人物(ヒトラー、リンカーン、ガンジー、毛沢東)
軍事カリスマ、雄弁カリスマ(感情的、論理的)、預言カリスマ
預言とは新しい世界像の提示、
国家の支配について
支配団体にはリーダーと幹部が存在
国家とは正当な物理的強制手段を独占
復讐は国家がすること、
国家は現存する社会秩序を維持しようとする
保守と革新の違い
学問は語学の習得と同じ
何度も同じ言葉について思いめぐらす
習得とは自分の言葉や文章であらわすこと
支配とは命令と服従のこと
社会行為とは個人行為とちがう
学問することは自覚すること
社会行為における自覚と意識の有無は重要
知識は武器
(録画に失敗したためにビデオの配信は出来ません。講義の要旨は後日公開予定です)
社会学的に将来の日本国家にはどのような事が予測できるのかを考えてみます。
日本にガンジーのような預言者が出現し非暴力平和国家の理念へ人々を導く可能性は十分に考えられます。ただし、個人の非暴力が己の命を犠牲にする覚悟が必要であるように、国家の非暴力には領土の喪失を覚悟する必要があります。その覚悟と信仰へ人々を導く預言カリスマとその戦い無くして、非暴力平和国家の理念は育ちません。ユダヤ人は領土を無くしても、その民族性を失いませんでした。その原動力になったのがイスラエル・ユダヤの預言者たちでした。
日本にもかつて預言者たちが出ていました。
社会科学的に非暴力平和国家成立の環境は日本に整いつつあります。地理的に島国は自然の防衛であること。経済的に資本主義の発展は職業の非軍事化、生活の非軍事化を勧めていること。教育的に思考訓練と規律の確立は支配への盲従を防ぐ働きをすること。政治的に象徴天皇の存在は独裁や革命による内戦の台頭を防ぐこと。法律的に平和憲法の存在は国家の理念と誇りの源となりうること。軍事的に戦後の軍部解体、社会の非軍事化は軍人に対する価値や誇りを取り去り、軍国化の防波堤となりうること。などなどさまざま点を上げることができます。
そして宗教的に見てもその環境は整っています。(この点については宗教社会学講義を参照。)
革命と独裁
武力による身分制の破壊
ガンジーのカリスマは身分制を乗り越えさせて国民感情を作り出す
国民感情を作る非暴力の戦い、目的と手段が一体化
戦った記憶とその誇り
国家に目標を与え、それに向かって人々を引っ張っていく力はカリスマ
民族と国家
アルザス地方の特徴
フランス革命
国家の区別
国民国家、封建国家、王朝国家
国民国家の始まり 日本の明治維新1867、フランス革命1798
身分制の廃止と四民平等
国民感情(誇り)の発生、何を共有するか
ヒトラーや軍部の民族主義
マーチン・ルーサー・キングの影響
アメリカ人の使命感や誇りとしての差別のない社会
自由と平等のために戦ってきたという共有感情
日本の歴史には無かった差別との戦いの歴史
文化大革命について
毛沢東の権力闘争、
指導者(毛沢東の戦友)の失脚
官僚的伝統的支配原理の拒否、
紅衛兵(高校生、大学生)による戦い
毛沢東に絶対服従する学生(親衛隊)
官僚主義、伝統主義との戦い
ヒトラーの突撃隊と親衛隊との対比
戦友と絶対服従者との違い
文化大革命とホロコースト
盲従者の極端征
ガンジーのカリスマ
軍事カリスマ=ナポレオン、毛沢東
雄弁カリスマ=ヒトラー、リンカーン
預言カリスマ=ガンジー
預言とはある理念(思想)を人々に信じ込ませ、植え付け情熱使命を引き起こさせる力
カリスマとしてのガンジーの人柄、その生活態度(対話、文筆、行動)
まとめ
ガンジーとは インド独立の指導者、非暴力の独立運動
国民に理念を植え付け、その実現のために戦った
インド国家の理念と現実
理念共同体として国家と、武力行使をする支配団体としての国家
ガンジーの試み(非暴力警察隊)
団体と共同体の区別
団体には目的、共同体には情や愛着がある
二種類の国家
支配団体としての国家と共同体としての国家
共同体感情が培かわれる背景としての危機や苦難の共有、歴史的共有
中華人民共和国の基礎としての長征という困難の共有
団体形成における二つの側面、目的と感情
アメリカの直接性民主制とディベート
リンカーンによって始められた候補者のディベート討論
共和党と民主党
リンカーンとヒトラーとの比較
論理的雄弁性と感情的雄弁性
理性に訴えるか感情(群集心理)に訴えるか
自由と平等の理念か民族主義(ゲルマン優越性とユダヤ人撲滅)の理念か
ディベートによってライバルを打ち負かすか、それとも粛清や弾圧によってか
戦争に消極的か積極的か
他殺か自殺か
民衆の判断材料としての人柄や顔つき
アメリカの建国史
北部の市民と南部の貴族
北部はその信条のゆえに迫害された人々が自由を求めて移り住んだところ
南部は貴族が新しい領地と経済的基盤を求めて移り住んだところ。
北アメリカと中南米の違いとしての建国の理念
リンカーンの生い立ち
ケンタッキー生まれ
イリノイ州で弁護士活動
弁護士と政治家の共通性としての弁舌能力
法律にしたがった弁護士と法律を作る政治家
州議員や下院議員となる
弁護士活動による論理的思考能力の訓練
ドイツの軍隊と日本の軍隊の比較
崇拝者・命令者としてヒトラーと軍部・天皇
使命としてのヒトラーの理念と軍部の利害
カリスマ的存在としてのヒトラーと伝統的存在として天皇
カリスマの実証 経済の復興、公共事業の導入
支配の3類型(合法、カリスマ、伝統)
代表的人物のカリスマ性の講義
ヒトラーのカリスマ支配
ヒトラーの生涯、雄弁カリスマ、政党運動、
ドイツ革命、世界恐慌、
突撃隊の立ち上げ、同志としてのレームと彼の粛清
親衛隊の立ち上げ、忠実な部下としてのヒムラー、
ヒトラーのカリスマによって動く親衛隊、
ホロコースト、軍事的行為、秘密警察の実行部隊としての親衛隊
カリスマ軍隊(ドイツ)と官僚軍隊(日本)
ヒトラー政策の社会学的背景
民族主義(ゲルマン優越主義、ユダヤ人排斥主義、名誉感情)
軍国主義 帝国主義
第二次世界大戦の日本とドイツの国家的特徴
新生国民国家の誕生(封建国家から民主国家へ)
新しい国民感情の形成(言語、民族、人種に誇りを求める)
人間の行為の要因としての名誉感情、恥意識
ドイツの極端性
軍部支配と天皇
天皇は神聖にして侵すべからず
日本と海外のクーデターの違いは天皇の存在
天皇ゆえに2・26事件の首謀者は死刑となる
キューバのカストロ将軍、リビアのカダフィ大佐
天皇の命令は神聖で絶対的服従を要求
天皇のために戦い、天皇のために命を捧げる
天皇の現人神と疑似宗教国家
正当性の信仰を天皇に求める
天皇の特殊性
官僚化以前
江戸時代の軍事支配
サムライの支配
1.サムライは支配者の特権身分
2.サムライは世襲であり、そこに試験や昇進なし
3.支配行政上の専門知識の習得無し(武術と教養のみ)
4.武器や食料を自装自弁
官僚制軍隊
1.四民平等、すべての人が軍人になれる
2.入隊審査、昇進試験がある
3.専門知識の要求、装備の高度化
4.武器も装備も給料も国から支給
官僚とは
1.権限の分割、タテ(ピラミッド)型の階層制(ヒエラルキー)構造
2.昇進(地位名誉)と昇給(経済的向上)の形態
3.資格や試験による採用と専門知識の要求
4.文書による運営(命令と報告)
自殺について
社会的欲求
1.認知
2.参加
3.安全
4.新しい経験
合理的社会行為
1.計算的、計画的
2.価値的、信条的
歴史と宗教
墓、文化、農耕の始まりと宗教
支配団体(制度団体、強制、指令)
非支配団体(任意団体、自由意志、協定)
自由意志を前提とした契約(雇用、結婚)
結婚の歴史、結納金と持参金、妻の権利を保護するために発達した結婚制度
家族における支配、暴力の背景に人格の無視(否定)
人格とは自由意志、相手の意志を無視して自分の意志を押しつけることが強制
妻や子供に意志を強制することは相手を道具や手段とすること
目的は自己欲求充足、妻子はその手段となっている
ウェーバーの社会学
命令とは(法律、掟、規則、言いつけ、指示)
服従とは(相手の意志に従った行為をすること)
意志の重要性 自由意志と強制、命令にともなう強制
「shihai02-1.mov」をダウンロード
2007年度の支配の社会学入門はビデオで授業の映像を公開します。
黒板や画書を用いた授業をより理解しやすくします。映像は容量の関係上あまりよく写っていませんので了承ください。講義の雰囲気だけでもとらえられればよしとします。3年連続で支配の社会学入門をやるため、なるべく以前とは違った角度や内容を展開するよう心がけます。
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